(Accutronicsスプリング・リバーブ)
Fender系統のギターアンプやsolid-stateのPolytone, Peterson等多くのギターアンプに採用され、ギターアンプのリバーブ効果音のスタンダードとなったAccutronics (Hammond) made in U.S.A.の
スプリング・リバーブは、2009~2010年頃?にBELTON社に買収され、北米製造ラインが韓国に移管されて
Accutronics / BELTON made in Korea として現在も存続していますが、made in U.S.A.ではありません。
(上記画像は、20数年前の機材から取り外したもので、印字された型番は判読できません)
(PT2399 Echo Processor IC)
時流は、軽量コンパクトで省スペース、省エネルギーのCMOS digital IC回路構成の商品(digital delay, echo, reverb等々)が多くを占めるようになって来ました。
その中でも、製品やアマチュア自作に重宝されているIC、
比較的ローコストのPT2399を使った機器や組み込み回路が多数見られます。
“PT2399”
Echo Processor IC
Princeton Technology Corp (PTC)
(description) …The PT2399 is a single chip echo processor IC utilizing CMOS technology.
Which accept analog audio input signal, a high sample rate ADC transfer
the analog signal into a bit stream then storage to internal 44Kbit RAM,
after processing the bit stream will de-modulate by DAC and lowpass filter.
Overall delay time is determined by internal VCO clock frequency,
and user can easy to change the VCO frequency by changing the external resistance.
The PT2399 performs low distortion (THD<0.5%@0.5Vrms) and
low noise (No<-90dBV) characteristic for audio purpose,
and pin arrangement and application circuit are optimized for easy PCB layout and cost saving advantage…
(PTCデータ・シートより)
(PTCのデータ・シートを基に私が作図しました)
Accutronics / BELTON Digital Reverb (BTDR-1, 2...)
上記PT2399を3個使用して樹脂モールド・パッケージにしたDigital Reverb module (BTDR-1, 2...) 等の製品が多機種販売されており、製品やアマチュア自作を含め多くの製作例が見られます。
(画像は、BTDR-2H モデルです)
(coda effects comを参照して、私が作図しました)Accutronicsスプリング・リバーブの効果音を求めるのではなく、
全く別物のdigital effect reverb 効果音と割り切れば、それもまた良し、と言う事でしょうか。
多くの方が製作事例を紹介していますので、そちらを参考にして頂きたいと思いますが、
従来のスプリング・リバーブをドライブする回路と、digital reverbの組み込み回路は
当然の事ながら、全く異なったapplication circuitが必要です。
このDigital Reverb module (BTDR-1,2…)は、ベースICがCMOS構成なので、5V駆動です。
従って、B電源の高い電圧でドライブされたダイナミックレンジの大きいsignal (信号)アンプレベルとの整合性を取る回路が必要になります。
また、dry (signal原音)とwet (digital reverbの効果音のみ)とのミックス回路が必須です。
また、dry (signal原音)とwet (digital reverbの効果音のみ)とのミックス回路が必須です。