2016年9月11日日曜日

Chapter Ⅰ " MOSFET Power Amp" (学習編)


 発熱や省エネ、digital化等潮流の必然性から、電源回路はシリーズ・レギュレーターからスイッチング・レギュレーターに、Power Ampanalog構成からDAmpへと移ろいは止められず、MOSFETswitching用途としては活躍していますが、analog audio ampの終段としては、市場の動向や時代の趨勢には抗えず、立ち去ろうとしているPower MOSFETについて、もう一度学習しanalog構成のPower Ampに組み込んでみよう、と言う企画です。

 (学習)
①黒田 徹著「基礎トランジスタ・アンプ設計法」1989 ()ラジオ技術社発行 より引用抜粋

(パワーMOSFETの出現) 待望久しいエンハンスメント型5極管出力特性のオーディオ用パワーFETが、1977年に現れました。日立のパワーMOSFET 2SK134/J49です。....(割愛)
(割愛).....パワーMOSFETの出現にアンプメーカーは衝撃を受けました。これ(パワーMOSFET)を使った日立のパワーアンプHMA9500は、100kHzTHD0.01%を切る当時としては驚くべき低ひずみに加え、繊細な高域、かつ雄大な低域という、従来のアンプでは得がたい音質を持っていたからです。

() HMA9500 blog筆者記述
Lo-D HMA-9500 1977年発売 当時価格230,000円
2SC4582SA8442SC12132SC1775Aなど、日立の素子開発技術を投入し、当時、高周波増幅用にしか使われなかった小電流MOS-FETを、大電流対応のPNコンプリメンタリ素子として日立が開発に成功、日立Lo-D独自呼称HS8041C(N-ch)HS8042C(P-ch)JISでは2SK1352SJ50)として世に送り出した傑作素子、パワーMOS FET (HS8401CHS8402C) を採用した最初のステレオパワーアンプ。







[​IMG]
[​IMG]
















0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。