(学習編)
②島田公明著「アナログ回路応用マニュアル」 1986 日本放送出版協会発行 より引用抜粋
MOSFETを使ったシンプルな構成のパワーアンプ例、使用したMOSFETのIDQは約100mAなので、無信号時のドレイン電流を100mAに設定してあります。ゲートの配線をのばすと超高域の発振を起こすので、470Ωの抵抗はゲートに直接取り付けるようにします。出力対全高調波歪み率は、8Ω抵抗負荷で1kHz35Wでは、0.01%に入っていますが、20kHzでは0.025%とやや悪化してきます。
2SK133,134,135 / 2SJ48,49,50 はオーディオ用途に開発されただけあり、ゲート入力容量(Ciss)が低くIDQ(温度係数ゼロ)が 70~100mA付近、VgsがBJTに比較的近く、使い易い素子の様で、黒川氏、島田氏共にドライブ回路を組まずに電圧増幅段にバイアス回路を設定した設計となっています。
尚、日立は 2SK133,134,135 /2SJ48,49,50 のモールドタイプとして 2SK1056,1057,1058 /2SJ160,161,162 を発表、更に改良版として 2SK2220,2221 / 2SJ351,352 を世に送り出しています。
(「進化するパワーアンプ Evolve Power Amplifiers」上條信一氏ホームページを引用参照させて頂きました。)
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